教育施設製品 総合カタログ vol.52
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間伐材を利用し、環境に貢献ヒノキを選択するわけ日本は国土面積に占める森林の割合が約70%と先進国の中でも有数の森林大国であるにもかかわらず、安価で手に入りやすい輸入材の需要が高まり日本の森林は荒廃が進みました。そこで私たちは「教育施設家具」を製造するメーカーとして、国産材を積極的に取り入れることで、日本の森林を元気にしようと考えました。ウッディシリーズで使用する「間伐材」とは、森林の成長過程で密集した木々の間隔を保つため、間引くことを目的に伐採された木材のことです。間伐をすることによって地表まで陽光が入り、下草や低木が育ち水を貯え、枯れた草木は肥料となり豊かな土壌が保たれます。木は二酸化炭素(CO2)を光合成によって吸収し、酸素(O2)を作りながら成長していきます。また、一度吸収した二酸化炭素は内部に閉じ込め固定化(内部貯蔵)してくれます。豊かな土壌で木々が元気よく成長することが、低炭素社会へとつながるのです。より良い環境の中でこどもたちが学習できる場をつくりたいという思いから西尾家具工芸社は、世界遺産で有名な「熊野古道」近隣に分布する優れた木材「ヒノキ」を標準仕様としています。ヒノキには、薬用成分が沢山含まれており、特にヒノキオイル、フィトンチッド等の成分は有名です。フィトンチッドには殺菌殺虫効果等があり、ダニやカビの発生や風邪を抑える効果があるうえ、精神安定に効果的とされています。ヒノキの分布範囲石油や鉄鉱石などの埋蔵資源には限りがありますが、 木材は持続可能な資源です。伐採しても植林を行えば 30〜50年で、また材料やエネルギー源として使えるよう成長します。「木」は持続可能な資源です林野庁では2005年度から国民運動として「木づかい運動」の取り組みを開始し、国産材の積極的な利用を通じて山村を活性化し、CO2をたっぷり吸収する元気な森林づくりを進めています。西尾家具工芸社はその木づかい運動に積極的に参加しています。「木づかい運動」に参加していますB-(2)-080025日本の森林を元気に無垢のヒノキ材を使用NISHIO EDUCATIONAL EQUIPMENT7

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